巨人・原監督もヒヤリ 売り出し中の増田陸がプロ初死球を受け、苦悶の表情

[ 2022年6月29日 21:00 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2022年6月29日    郡山 )

<巨・中>7回、死球を受ける増田陸 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の増田陸内野手(22)が中日戦(郡山)で左手甲付近にプロ初死球を受け、ベンチをヒヤリとさせる場面があった。

 「1番・一塁」で先発出場。2―2で迎えた7回だった。1死二塁で入った第4打席。この回の頭から登板していた相手2番手右腕・藤嶋が増田陸に対して投げた初球だった。内角高めにきた140キロ直球が左手甲付近を直撃。98打席目にしてプロ初死球となった増田陸はボールを避けるように倒れてから怒りの表情を浮かべて立ち上がり、それから苦悶(もん)の表情へと変わった。

 トレーナーがすぐさま駆け付け、続いて阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチ、原監督も心配そうな表情で次々と増田陸のもとへ。増田陸はトレーナーに付き添われていったんベンチに戻ったが、すぐに姿を現して冷静な表情で一塁ベースへ向かった。

 増田陸は22日のDeNA戦(東京D)で8回に自打球を左膝付近に当ててその場に崩れ落ちながら、ベンチに戻らずコールドスプレーをかけてもらっただけで打席続行。粘った末、カーブに空振り三振を喫してベンチに下がった後には、フル出場できず途中交代に悔し涙を流した。レギュラー定着への熱い思いが巨人ファンの胸を打ってから3日後、25日のヤクルト戦(神宮)ではプロ初のスタメン1番に起用され、2回の3号ソロを含む3安打を放ってプロ初となる猛打賞。そこから4試合連続で1番に起用されており、死球後の8回も元気に一塁守備についた。

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