新庄日本ハム 甲子園で笑顔の脱帽3連敗…ビッグボス劇場でファン沸かせるも 先発・輝星3回4失点

[ 2022年6月5日 17:15 ]

交流戦   日本ハム3ー8阪神 ( 2022年6月5日    甲子園 )

<神・日>7回、試合を見つめる新庄監督 (撮影・後藤 大輝)
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 日本ハムは5日、阪神戦(甲子園)に“準甲子園ヒーロースタメン”で臨んだが、3ー8で敗れ無念の甲子園3連敗。0-4の6回に3点を返すなど、3日のカード初戦に続き甲子園を盛り上げたが、新庄ビッグボスの凱旋1勝とはならなかった。

 プロ初登板以来の先発勝利を目指した吉田輝星投手(21)だったが、3回に先制を許すと、2死一、三塁で6月絶好調の大山に3ラン被弾。新庄ビッグボスも思わず拍手を贈る一撃で0-4とされ、3回4失点でマウンドを降りた。登板後には「久々の甲子園で、もっと良い投球をしたかったです」と悔しさをあらわにした。

 6番・アルカンタラ以外は甲子園出場経験がある“準甲子園ヒーロースタメン”で臨んだ日本ハム打線は、阪神先発の伊藤将の前に4回まで無安打と沈黙。

 しかし、ただでは終わらないのが新庄ビッグボスだ。5回にアルカンタラがチーム待望の初安打を放つと、6回、2番手・福田の代打で出場した先頭の杉谷が右二塁打、続く石川亮も右安打で無死一、三塁。万波がきっちりと犠飛を決めて1点を返す。その後2死一、三塁で4番・野村が左二塁打を放ち3ー4と差を詰め、甲子園のファンを沸かせた。

 8回にも2死二塁と同点のチャンスを迎えたが、松本剛が中飛に倒れると、ビッグボスは思わずベンチ前のフェンスを叩いて悔しがった。

 その裏、満塁のピンチでは堀に代えて4番手・谷川を送り込むが、これが裏目に。代打・小野寺に走者一掃の三塁打を打たれると、ベンチの新庄監督は思わず苦笑いを見せた。その後も悪送球などが絡んで、結局この回4失点となった。

 試合はそのまま終了。結局、新庄日本ハムは甲子園で1勝もできず4連敗となった。

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