選抜優勝候補の京都国際・森下&平野は順調そのもの 享栄との練習試合で状態確認

[ 2022年3月9日 14:47 ]

練習試合   京都国際2-3享栄 ( 2022年3月9日    享栄高校瀬戸グラウンド )

<京都国際・享栄>先発し6回2失点と力投した京都国際・森下瑠大
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 第94回選抜高校野球大会(18日から13日間、甲子園)の優勝候補に挙がる京都国際が9日、愛知県私学4強の一角・享栄と練習試合を行った。試合には惜敗したが、左右二枚看板の森下瑠大、平野順大(ともに2年)が順調な調整ぶりをうかがわせた。

 「5番投手」で先発した今秋ドラフト上位候補左腕の森下は6回を5安打2失点。「まだ7割ぐらい」の仕上がりでも、ピンチとそうでない時との強弱をしっかりとつけ、自己最速に1キロと迫る142キロを計測した。1―1の6回1死二塁でスライダーが高めに浮き勝ち越しの適時二塁打を浴びたが、意図して内角もあまり使わず、余裕のある投球。「まず(選抜)初戦にピークを持っていきたい」と逆算に狂いはない。

 「4番右翼」で先発し、7回から森下と入れ替わりで救援した平野も3回3安打1失点(自責0)と順調。特に打撃では4打数4安打と大当たりで、うち2本はお手本のようなセンター返し。「バッティングの調子も上がってきている」と笑みを浮かべた。昨春選抜2回戦の東海大菅生戦ではあと1球からサヨナラ負けで涙。まさかを知る投打の双璧は、同じ失敗を繰り返さない。

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