5日登板の阪神・伊藤将 能見直伝フォーク試す!「右打者のインコースに落ちていくイメージ」

[ 2022年2月4日 05:30 ]

ブルペンで笑顔をみせる阪神・伊藤将
Photo By スポニチ

 5日の紅白戦で紅組の先発を務める阪神・伊藤将が、1月の合同自主トレでオリックス・能見から伝授されたフォークをテストする方針を示した。

 「紅白戦で使えたら。打者の確認も、どういう落ちだったのか、そういう確認もしたいので。そこに合わせられるようにやっていきたい」

 2年目の秘策として習得を目指している伝家の宝刀。3日のブルペンでも、目慣らしのため打席に立った糸原に対して2球試投した。その理想は「右打者のインコースに落ちていくイメージ」と掲げ、キャンプ中の実戦で「三振を取れたら合格」と及第点のラインも設定した。先輩から教わった新球種をものにするべく、まずは紅白戦で試投して精度向上を図る算段だ。

 フォークを含む変化球自体をこの日から解禁したばかりで「もうちょっと練習が必要」と話した。フォークを生かすために、並行して直球を磨いているからだ。先月29日から1日までの3度のブルペンでは直球のみ。これも能見の教えで「能見さんに真っすぐの重要さを教えてもらってから、ブルペンも基本真っすぐで投げていた」

 先輩左腕からは取り組み方や調整法なども学び取り、継続して実践している。能見はキャンプ序盤のブルペンで右打者の内角への直球の投げ込みをルーティンとしているが、その背中も追いかける。今年初実戦となる紅白戦から、目標の開幕投手に向けた競争も本格スタート。「しっかりアピールできるように頑張っていきたい」。能見の技とイズムを継承し、「左のエース」への歩みを進める。(長谷川 凡記)

続きを表示

2022年2月4日のニュース