松坂大輔さん 引退後初めて甲子園へ “怪物伝説”始まりの場所で藤川球児氏と野球人生語る

[ 2021年12月25日 05:00 ]

甲子園で対談した松坂大輔氏(右)と藤川球児氏(カンテレ提供)
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 今季限りで現役を引退した元西武の松坂大輔さん(41)が、来年1月3日に放送されるカンテレ「松坂大輔 甲子園に愛された平成の怪物松坂世代・藤川球児が迫る野球人生」(前8・40~9・40)に出演する。

 今年、23年間のプロ野球生活に別れを告げた松坂さん。「平成の怪物」と言われた伝説が始まったのは「甲子園」だった。松坂さんは引退会見で「自分を褒めるとしたら」という問いに「諦めの悪さ。たくさんの方に迷惑をかけてきたけど、よく諦めずにやってきたと思う。最後まであきらめなければ報われる、勝てる、喜べる。あの試合が諦めの悪さの原点なのかな」と、歴代甲子園でも名勝負と呼ばれた1998年夏の甲子園・準々決勝、延長17回の死闘の末に勝ったPL学園戦を挙げた。

 プロに入っても、甲子園とは縁が深く、2018年9月13日、当時中日に所属していた松坂さんは甲子園で勝利投手となった。その試合で日米通算170勝を達成、さらに野球選手として記録した最後の勝利となった。

 「平成の怪物」の栄光の節目には必ず甲子園があった。番組では引退後初めて野球人生の支えとなった甲子園を、ナビゲーターを務める藤川球児さんと共に訪れる。「松坂世代」を代表する一人でもある藤川さんと2人だけの甲子園で、高校野球をはじめ、プロ野球、大リーグ、引退試合までの野球人生を振り返る。

 プロ23年間でのベストボールからイチロー氏との秘話、満身創痍の体で引退試合に登板した理由まで明かされる。番組の最後には、甲子園のマウンドで最後のピッチングを行った松坂さん。収録後「まさか最後に甲子園のマウンドを使って投げさせてもらえるとは思っていなかったです。最高でした。現役の時、関西に来ると非常に面白いヤジが聞けるのでいつも楽しみにしていました。関西に来るのは非常に楽しみでしたね。そして、こうして最後甲子園にマウンドに立たせてもらう機会をいただけたことを本当に感謝しています」とコメントした。

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