つば九郎FA宣言の余波広がる マスコット的補償に差し出された「伊予柑太」ついに“傘振り”練習開始

[ 2021年12月25日 21:36 ]

FA宣言したヤクルト・つば九郎
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 来季のJ3降格が決まっているサッカーJ2愛媛の公式マスコット「伊予柑太」が25日、自身のツイッターを更新。20年ぶり日本一に輝いたヤクルトからまさかのフリーエージェント(FA)を宣言した超人気マスコット「つば九郎」争奪戦のあおりを受け“傘振り”の練習をさせられていることを悲しげに報告した。

 つば九郎は今月12日に2012年以来9年ぶり2度目となるFAを宣言。球団を通じて「すこしかんがえるじかんをください」とコメントを発表して熟考期間に入り、現在、野球界の枠を超えた各業界から争奪戦となっている。

 それを受け、愛媛のグッズショップは14日、公式ツイッターを通じて獲得調査に動くことを発表。オファー内容について「グッズショップ店長就任」「年俸倍増+出来高」「ポンジュース飲み放題」「みかん食べ放題」と魅力的な条件を提示するとともにつば九郎獲得の際には「人的補償」ならぬ「マスコット的補償」として「伊予柑太」をヤクルトに差し出すことを公表した。

 これを知った当の「伊予柑太」は自身のツイッターで即座に反応し「マスコット的補償??聞いてねえーぞ!!」と激怒。緊迫の事態を迎えていたが、ついにこの日は「事務局スタッフにこれ渡されたぜ…」とヤクルトの応援必需品である傘を渡されたことを写真付きで報告。その後、さらにツイッターを更新し「事務局スタッフに『とりあえず、とりあえずだから傘を振ってみて』と言われたぜ…」として、ヤクルトのマーク入り傘を左右に振る10秒間の動画をアップした。

 残念ながらその表情はうかがえないが、傘を振る腕の動きには悲壮感がありあり。100以上の団体から熱烈オファーを受けているつば九郎はまだ自身の去就を明らかにしていないが、「伊予柑太」の今後からも目が離せなくなってきた。

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2021年12月25日のニュース