ソフトバンク・嘉弥真 又吉と沖縄出身コンビで鷹の“守り神”になる!左右サイド投手で共闘だ

[ 2021年12月21日 05:30 ]

契約更改し笑顔で会見するソフトバンク・嘉弥真(撮影・岡田 丈靖)
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 “メンソーレ(いらっしゃい)又吉”おれも便利屋!ソフトバンクの嘉弥真新也投手(32)ら4選手が20日、ペイペイドームの球団事務所で契約更改交渉を行った。沖縄県石垣島出身の左腕は国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留。新たに年俸1億6000万円プラス出来高払いで2年契約を結んだ。同じ沖縄県出身で中日からFA権を行使し移籍した横手右腕の又吉克樹投手(31)とともに、沖縄の守り神「シーサー」となって勝利に導く。

 国内FA権を行使せずに2年契約を結んだ嘉弥真は、独立リーグ出身初のFA権行使者との共演を待ちわびていた。石垣島出身の左サイドハンドは同じ沖縄県人、又吉の話題となると冗舌だった。

 「LINE(の連絡先)は知らないですが、同じ沖縄で、右サイドと左サイドなんで。考えが似ているところがあるかな。試合での考え方を話してみたいです」。過去の会話は1度程度らしいが、中日から移籍した沖縄・浦添市出身の新戦力右腕と仲間になる。18日の入団会見から注目していた。

 又吉は新天地で自らを便利屋と表現し、売り込んだ。主に左キラーとしてワンポイントが主戦場の嘉弥真も共闘を誓う。「僕も便利屋としていろんな場面で何かあったら嘉弥真と。どこでも投げます!」。今季は防御率4・71と不本意だったが58試合に登板。5年連続50試合登板を達成し、来季は6年連続をノルマに掲げる。「最優秀中継ぎ賞。そこを目標に」と新たに照準を定めた。

 例年は地元の石垣市で自主トレをしてきたが今オフは沖縄本島で行う。これで球団の沖縄県出身選手は投手3人、野手1人の計4人となった。V奪回に向け、互いに「ちばりよー(頑張れ)」と言い合える楽しみも増えた。今季、ソフトバンクで58試合を投げた嘉弥真と、中日で66試合を投げた又吉。故郷に伝わる魔よけの神「シーサー」のごとく、2人で鷹の終盤を守る。(井上 満夫)

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2021年12月21日のニュース