楽天・松井 CS間に合う!2カ月ぶり実戦登板で3人斬り 150キロ計測 右太腿痛「気にならなかった」

[ 2021年10月29日 05:30 ]

楽天・松井裕樹
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 右太腿痛で戦線離脱していた楽天の守護神・松井裕樹投手(25)が28日、フェニックス・リーグで約2カ月ぶりに実戦登板し、CSでの復帰に大きく前進した。オリックス戦の7回に登板。8月20日の日本ハム戦以来のマウンドとなったが、見逃し三振を奪うなど、打者3人を9球で3者凡退に片付けた。

 最速は150キロを計測し、回復をアピール。試合後は球団を通して「まずは無事に投げられたことが一番です。患部も特に気にならなかったですし、投げてみて改めて技術的な課題も見つかりました。今日の登板で見つかった課題を一つ一つつぶしていって、今後にしっかりつなげていきたいと思います」とコメントした。

 昨季の先発から抑えに戻った今季は43試合で0勝2敗24セーブ。防御率は驚異の0・63をマークし、抜群の安定感を誇っていた。しかし、右太腿を痛め、8月28日に出場選手登録を抹消。チームはこの危機的状況を宋家豪(ソンチャーホウ)、安楽、酒居らの「日替わり守護神」で乗り切り、3位でのCS進出を勝ち取った。

 松井は一時はポストシーズンの登板も厳しいとの見方があったが、26日に宮崎入り。石井監督は「CSに間に合うか間に合わないかの最終チェック」と説明していた。「準備が整わないのに入れようとは思わない」としながらも「(1軍に)加わってほしい選手であるのは間違いない」と強調。3位からの下克上を狙う上で、絶対守護神の復帰は欠かせない。29日の患部の具合を見極めた上で首脳陣がゴーサインを下す。

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2021年10月29日のニュース