矢野阪神、後半戦「最強布陣」探るエキシビ楽天3連戦 9日藤浪、10日伊藤将、及川に二保もローテ争奪

[ 2021年8月8日 05:30 ]

練習中に二保(左)と話す藤浪(撮影・奥 調)
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 阪神は、8日からエキシビションマッチ最後となる楽天3連戦(楽天生命パーク)に臨む。投手陣は五輪組、外国陣と不透明な部分も多く、この3試合でポジションと陣容を整える。

 先発は、9日の藤浪と10日の伊藤将がローテーション入りをかけ登板する。返り咲きを狙う右腕は「前回は特にスプリットを決めきれなかった。ウイニングショットが大事になる」と課題は明白。3日オリックス戦は4回2失点で快投が求められる。前半戦終盤に調子を落とした左腕も正念場。直近2試合とも失点し「(自身は)ローテが決まっている選手ではない。しっかりつかめるように」と危機感を抱く。

 先発陣は、一時帰国していたガンケルが12日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(筑後)で先発予定だが、東京五輪参加中の青柳同様、後半戦開始に合わせられるか微妙で、先の2人に及川、二保で争う。ただ、矢野監督は6日オリックス戦で5回無失点だった二保の存在を踏まえ「誰をどう使うかというのはいい悩み」とし、救援陣に関しても「(一時帰国していた)スアちゃん(スアレス)はすぐにっていうわけにはいかない。いろいろな絡みがある。後半戦スタートの時に決める」と説明した。

 2軍から招集中の岩貞、浜地らも結果が生き残りにつながる。ベストの布陣を探る3試合になる。(遠藤 礼)

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2021年8月8日のニュース