センバツ準決勝 明豊がトレンド入り NHK解説に話題沸騰「監督は元コンビニ店長」「カードゲーム事件」

[ 2021年3月31日 19:32 ]

第93回選抜高校野球大会第10日第2試合 準決勝   明豊5―4中京大中京 ( 2021年3月31日    甲子園 )

準優勝の東邦ナインは花束を手に出迎えに応える(左から)森田泰弘主将、大矢正成捕手、坂本佳一投手
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 第93回選抜高校野球大会第10日は31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準決勝が行われた。第2試合では、明豊(大分)が5―4で中京大中京(愛知)に勝利し、初の決勝進出を果たした。

 試合中、明豊がツイッターでトレンド入り。中でも「カードゲーム事件」というワードが急上昇した。

 これは、NHKの中継で解説を務めた大矢正成氏が、川崎絢平監督を紹介する際に話したもので「2019年にセンバツでベスト4入りした前年、カードゲーム事件というのがあったそうで。主力選手4人が(規則を破って)夜にカードゲームをやっとったんですよ。それで監督は翌朝カードを持って来いと。選手はカードが没収になるかと思ったら、マウンド上で好きなだけゲームをやれと言ったそうで。それを選手に見せて、ルールが破ることが組織に悪影響を及ぼすんだと、どれだけ迷惑をかけるかと身をもって示した。それからベスト4になり、日本一を目指すところまで来たということなんですね」とエピソードを紹介。試合後も「カードゲーム事件が効きましたね」と話していた。

 また、川崎監督のさい配についても「今大会いろんな選手を使いながらズバズバさい配が当たっていますよね」と評し「大分に来る前に3年間、地元の和歌山・海南市でご実家が経営されるコンビニの店長をされていたと。人の使い方や商品の発注の判断だとか、それでマネジメント能力を培って今の選手起用につながっているということです」と語った。

 陸上の増田明美さんばりにエピソードを入れ込んだ解説に、ツイッター上では「駅伝解説が増田明美なら、甲子園解説は大矢正成」「大矢さんの情報量がすごい」などと投稿が相次いだ。

 大矢氏は東邦(愛知)で捕手としてプレー。「バンビ」こと坂本佳一とバッテリーを組んで1977年夏の甲子園で準優勝。法大を経て、JR東海に進み、監督も務めた。

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2021年3月31日のニュース