堀内さん「開幕には1軍にいるように!」と巨人・高橋にエール 今季活躍の「見立てに変わりなし」

[ 2021年3月15日 20:12 ]

堀内恒夫氏
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 現役時代に巨人のエースとして通算203勝をマークし、巨人監督も務めた野球解説者の堀内恒夫さん(73)が15日、自身のブログを更新。前日14日に2軍落ちが決まった巨人の高橋優貴投手(24)に「開幕には1軍にいるように!」とエールを送った。

 高橋は14日に行われた阪神とのオープン戦(甲子園)に先発登板し、5回3安打1失点。失点は4回に相手のドラフト1位ルーキー、佐藤輝明内野手(22=近大)にソロ本塁打を浴びただけだったが、試合後には2軍調整が決まった。

 これを受け、ブログを更新した堀内さんは「結果は悪くないが内容がよろしくない。1番気になったこと。それは『腕を下げて』投げていた、ということ」と指摘した上で「前回打たれたのは疲れからくるものだと思ったが今回はフォームが変わってしまってビックリした」と続けた。

 堀内さんは、球数の多さを改善しようとして「腕を下げていいところに投げよう、コントロールをよくしようとした」とこの高橋の変化を分析。「仮にそうだとするならばそれでは、たかが知れている。高橋の最大の武器であり魅力はスクリューボールだ。そのボールが1球もバッターにひっかからない。腕を下げたことによってボールは見えるし抜けるしで武器が武器でなくなってしまっている。彼の課題はウィニングショットとストライクゾーンに如何に投げられるかだと思っているが、今の解決方法では高橋の魅力が失われてしまっているよ。高橋はね、ちゃんとしたボールをちゃんとして投げたらいずれは勝てるピッチャーになると俺は信じている」と続けた。

 堀内さんは2月14日のブログで高橋について「高橋はいい。今年はいいよ。腕も振れてるし球も速い。非常に期待していますからね」と活躍に太鼓判を押している。「その見立てに変わりなし。ただし、あの時のまま行ってくれれば、だ」と条件付きながら期待していることを強調し「開幕には1軍にいるように!期待してますよ!」とブログを結んだ。

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2021年3月15日のニュース