巨人 振っては移動「10カ所打撃」で練習締め 効率化図り指揮官ら考案

[ 2021年2月27日 05:30 ]

打撃練習をする巨人ナイン (撮影・光山 貴大)
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 巨人の選手が目まぐるしく場所を変えながら、バットを振る、振る、また振る。沖縄キャンプ最後の練習日を「10カ所打撃」で締めた。効率化を図った原監督が「10カ所でバッティングデー。室内が6で、向こう(メイン球場)が2カ所と、ロングティー2カ所」とコーチ陣と考案した。

 午前中が雨予報だったことと、試合続きの選手の体調面を考慮して練習開始を2時間遅れの午前11時半に変更。朝は降っていた雨がやみ、原監督も「ほら!予想通りだろう」と、空を見上げて練習がスタートした。

 屋外は左右の打撃投手がいるフリー打撃が2カ所と、通常の球とソフトボールを打つロングティーが2カ所。室内はティー打撃、バント、マシン打撃、手投げの遅球打ち、フリー打撃2カ所、の計10エリアだ。選手たちは回りながら、約10分ずつ振り込んでいった。

 マシン打撃エリアはカーブと直球があり、計11メニューを約1時間50分で実施。今キャンプ初の試みに身長2メートルのドラフト5位・秋広(二松学舎大付)は「充実した練習。疲れました」と汗を拭った。時短ながら量が凝縮された練習。27、28日に練習試合を行って打ち上げる沖縄キャンプの総仕上げとなった。(神田 佑)

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