自身初ダウン…DeNA・山崎、7000万円減2億8000万円で更改 五輪金&メジャー挑戦へ復活誓う

[ 2020年12月23日 05:30 ]

契約更改を終えたDeNAの山崎は目標を書いた色紙を手に笑顔を見せる
Photo By 代表撮影

 DeNAの山崎康晃投手(28)が22日、横浜スタジアムで「大トリ」の契約更改交渉に臨み、7000万円減の年俸2億8000万円でサインした。自身初のダウン更改。「悔しい気持ちでいっぱい」と振り返ったが、スッキリした表情で視線を来季に向けた。

 「しっかり練習して開幕を迎えられれば、パフォーマンスを発揮できる自信はある。心も体も、開幕に向けて整えていきたい」

 コロナ禍で開幕が遅れるなどイレギュラーだったプロ6年目。大不振で中継ぎへの配置転換や2軍落ちも経験し、防御率5・68に終わった。マウンドに向かうときに背中を押してくれる「ヤスアキジャンプ」も禁止となり「モチベーション、パフォーマンスにも影響する部分が大きかった」とした。代わって抑えを務めた三嶋が18セーブと飛躍したが「クローザーに関してあえて言及する必要はないかな。取り戻すという感覚でもプレーしていない」。新人時代から守護神を務めてきたプライドをにじませ「皆さんが思っているほど深刻ではないと僕自身受け取っています」と不安を一掃した。

 昨オフの契約交渉では、初めて球団側にメジャー挑戦への思いを伝えた。この日も「やっぱり強くあります」と早ければ来オフ、ポスティングシステムを使用したメジャー挑戦への含みを持たせた。

 来夏は延期された東京五輪もある。「ベイスターズのユニホームを着て結果を出して、自信を持って選んでいただけるように頑張っていきたい」。2021年、山崎が再び9回のマウンドに君臨し、夢の舞台への道を開く。(町田 利衣)

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