虎一筋16年…阪神・岡崎、引退を決断「もうやりきった」今後は球団編成部へ

[ 2020年12月23日 05:30 ]

09年4月7日、広島戦の2回にプロ初安打を放つ阪神・岡崎
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 阪神から戦力外になっていた岡崎太一捕手(37)が22日、今季限りでの現役引退を決断した。04年ドラフトの自由獲得枠で入団して16年目。「もうやりきった。悔いはない」と区切りをつけた。

 信念を貫いてきた。プロ1年目に鳥谷(現ロッテ)ら先輩の日々の取り組みに驚愕(きょうがく)し、危機感を抱いた。「自分の意識が足りなかった。それからは“今日が最後の日”と思ってやってきた。恥ずかしい成績やけど、自分とはしっかり向き合ってきた」。1、2軍に関係なく朝一番に球場入りし、早出練習を続けてきた。

 金本前監督の就任1年目だった16年にはプロ12年目で初の開幕マスクを経験。「キャッチャーはピッチャーの人生も背負ってる。責任を持ってサインも出してきた」とマスク越しの景色を振り返った。今後は編成部への転身が決定。「現役で1年でも長く…という今までの夢から新しい夢ができた。これからは、タイガースに恩返しできるように」と決意を新たにした。(遠藤 礼)

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2020年12月23日のニュース