ドジャースの右腕ケリーに厳罰 大リーグが8試合の出場停止処分を通告

[ 2020年7月30日 09:35 ]

28日のアストロズ戦でコレアをののしるドジャースのケリー(AP)
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 大リーグは29日、ドジャースのリリーフ投手、ジョー・ケリー(32)に対して8試合の出場停止処分を科した。

 28日にヒューストンで行われたアストロズ戦、ケリーは5―2で迎えた6回にド軍4番手として登板したが、アレックス・ブレグマン(26)にはカウント3―0から頭の後ろを通過するボールを投げ、カルロス・コレア(25)を三振に仕留めたあとは、相手をあざけるような暴言を吐いた。このあと怒ったコレアが言い返すと、両軍ベンチ総出のもみあいとなり、試合は一時中断した。

 大リーグ側はドジャースのデーブ・ロバーツ監督(48)にも1試合の出場停止処分、アストロズのダスティー・ベイカー監督(71)には罰金処分を科した。

 今季は60試合の短縮シーズンとあって、8試合は全体の13・3%に相当。事実上の厳罰処分を受けたケリーは「故意にあんなボールを投げたのではない」と処分不服として提訴するかまえだが、アストロズのランス・マカラーズJR(26)は「わざと投げている。プロ選手のやることではない」と投球だけでなく、そのあとの態度にも苦言を呈している。

 なおケリーはレッドソックス時代の2018年4月のヤンキース戦でも危険球で乱闘を引き起こし、6試合の出場停止処分を科せられている。

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2020年7月30日のニュース