阪神・岩田 1型糖尿病研究に400万円助成金「チーム、この病気の根治のために」

[ 2020年5月18日 14:46 ]

阪神・岩田
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 阪神は18日、岩田稔投手(36)と1型糖尿病患者を支援するNPO法人「日本IDDMネットワーク」が17年に創設した「岩田稔基金」の研究助成先が決定し、1型糖尿病根絶を目指す研究に400万円の研究助成を行うことを発表した。

 岩田は高校2年の冬に1型糖尿病を発症。病と向き合いながらプロの舞台で戦いを続けてきた。1型糖尿病を発症しながら現役を続けるプロ野球選手は岩田のみ。09年からは毎年1勝につき10万円を「1型糖尿病基金」に寄付する活動を現在まで続けており、17年にNPO法人日本IDDMネットワークが行う1型糖尿病を25年までに根治することを目指した研究への助成基金として「岩田稔基金」を設立していた。

 岩田は球団を通じて「今回こうして自分の冠のついた基金が形となり研究助成を行うことができたことを大変嬉しく思います。まだまだ自分にできることはあると思いますし、これからの活動が大事だと思っているので、目の前の1試合1試合を大切に、1勝でも多く勝ち星を積み重ねて、チームのためにもこの病気の根治のためにも頑張っていきたいと思います」とコメントした。

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