元盗塁王に悲劇 元レイズ・クロフォードの息子が溺死 救助しようとした女性も死亡

[ 2020年5月18日 09:14 ]

2015年、ドジャース時代のクロフォード(AP)
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 大リーグのレイズ、レッドソックス、ドジャースで計15シーズンにわたって外野手として活躍し、レイズ時代には盗塁王に4回輝いたカール・クロフォード氏(38)の自宅で“悲劇”が起こった。

 ヒューストン・クロニクル紙が報じているもので、テキサス州ヒューストンの警察当局に緊急通報があったのは16日の午後2時40分。クロフォード氏の自宅の庭にあるプールで5歳の息子が呼吸困難に陥り、助けようとした25歳の女性ともども溺れていた。すぐに病院に搬送されたものの2人とも死亡。クロフォード氏の所在は明らかになっていない。

 ヒューストン出身の同氏は高校時代に野球だけでなくフットボールやバスケットボールの選手として活躍。QBとしてネブラスカ、オクラホマ、フロリダといった強豪校、ガードとしてはUCLAから誘いがあったが、1999年の大リーグ・ドラフトで2巡目(全体52番目)に指名されていた野球を選択した。

 レイズ時代の2003、04、06、07年にはア・リーグの盗塁王。2010年には外野手としてゴールドグラブ賞も授賞するなど走攻守にすぐれた選手として活躍した。

 メジャーでは通算1716試合に出場。打率・290、136本塁打、480盗塁という成績を残し、ドジャースに在籍していた2016年を最後に現役を退いていた。

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2020年5月18日のニュース