阪神新助っ人・ガンケル 開幕へスライダー改善「集中して取り組んでいます」

[ 2020年5月18日 05:30 ]

アメフットのボールを投げるガンケル(球団提供)
Photo By 提供写真

 先発陣の一角として期待される阪神新助っ人のガンケルが甲子園球場で自主練習し、3月に不振に陥った要因としてスライダーを挙げ、改善に努めていることを明かした。

 「ストライクを取りにいった変化球がスゴく打たれていたイメージがあった。スライダーでストライクも空振りも取れるようなゾーンに投げられるよう、集中して取り組んでいます」

 2月のキャンプでは上々の評価を得ながら3月に入ってからの実戦で苦戦。特に同1日のソフトバンク戦ではバレンティンに甘く入ったスライダーを左翼席に運ばれ、同19日の2軍教育リーグ・オリックス戦でも甘い変化球を痛打されて3回2/3、7失点だった。

 制球力を武器とする一方、ストライクゾーンにまとまりすぎた点を反省。ブルペンでは従来のカウント球に加え、ストライクからボールゾーンへ曲げて空振りを取る軌道にも取り組んできた。3月までは見られなかったアメリカンフットボールのボールを使った練習にも努めた。

 6月後半を開幕を目指す方針を「練習、準備に熱が入っている状態です」と歓迎。同じ轍(てつ)を踏む気はなく、本番では違った姿を見せてくれそうだ。

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2020年5月18日のニュース