巨人・原監督 6月中開幕案に自身の見解「やるからには100試合から120試合はやりたい」

[ 2020年5月12日 05:30 ]

見解を述べた巨人・原監督(球団提供)
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 プロ野球が6月中の開幕を目指すことを受け、巨人・原監督が自身の見解を述べた。球団が撮影した動画で「開幕する上においてはリミットというか、ぎりぎりのところ。やるからには100試合から120試合はやりたい」と希望。そのための準備を進めていく。

 この日からチームは練習場所に東京ドームを加え、坂本、菅野、岡本ら1軍ナインが練習。3月26日からの個人調整期間はジャイアンツ球場のみを使用してきたが「3密」を避ける目的で約2カ月ぶりに本拠地を使用した。今後は「2勤1休」を「3勤1休」とし、練習の強度も上げる。3月の対外試合終了時、守備のサインプレーなどに関しては「逆戻りせず、この状態からスタートする」と同時点の水準での再開をナインに要求していた指揮官は「自己調整がしっかりできていれば、すぐゲームをしても全体で動くことはできると信じている」と昨季にリーグ制覇を果たした選手らを信頼する。

 携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」で漢字検定や脳を鍛えるトレーニングをしながら過ごしているという原監督。チームは不要不急の外出自粛を徹底しており「ルールを守り、対応してくれているという点に関しては、いち野球人としてやや誇れるところ」と語る。

 新型コロナウイルス感染者数はこの日、東京都で15人と緊急事態宣言が出されて以降、最も少なかった。「我慢しないといけない時代はある。そのトンネルを越え“バーッ”と躍動していく」とメッセージを発信した。(神田 佑)

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2020年5月12日のニュース