ヤクルト・高橋 勝負の5年目へ オフは体幹徹底強化「長いイニングを」

[ 2019年12月20日 09:00 ]

ヤクルト・高橋奎二
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 ヤクルト・高橋奎二投手(22)にとって5年目の来季は勝負の年になる。今季は自己最多の20試合に登板し、4勝6敗、防御率5・76の成績を残したが「5回投げていない試合が多いのでイニング数が少ない。無駄な四死球が多い」と反省点は多い。

 例年、オフには元巨人・上原浩治氏(44)らと自主トレを行ってきたが、同氏が現役を引退したため、独り立ちした。今オフはヤクルトの先輩である石川雅規投手(39)の紹介で都内のジムに連日通い、体をいじめ抜く。「石川さんや小川(泰弘)さんに比べて体幹の弱さを感じる。トレーナーの方からは尻が小さいと言われるので、下半身を中心にやっています」と話す。重さ100キロのバーベルを担ぎスクワットを繰り返し、ヒップサイズの2、3センチアップを目指してトレーニングに励む。

 体幹がしっかりすれば、フォームも安定し、制球の良さにもつながる。当然、出力が上がれば球威も増す。今季自己最速の153キロを計測した左腕は「長いイニングを投げられるように。今季は7回途中が最長だったが、9回を投げられるようになれば。(少なくとも)6回以上投げられるようにやっていきたい」。ドラフトでは3人の大卒投手が指名された。「同学年も入ってきますしね」。プロの先輩として負けられない。(記者コラム・黒野 有仁)

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2019年12月20日のニュース