阪神 前ソフトBスアレス獲得 実績十分161キロ右腕 矢野監督「本当にいい補強できた」

[ 2019年12月20日 05:00 ]

阪神と契約を締結し、タイガースのユニホームを手に笑顔を見せるスアレス
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 阪神は19日、ロベルト・スアレス投手(28=前ソフトバンク)と来季の選手契約を締結したと発表した。1年契約で年俸は8000万円(推定)。ソフトバンクでの4年間で、先発、中継ぎともに経験し、矢野監督からも大きな期待を寄せられる新助っ人。球団を通じて新天地での決意を明かした。

 速攻アタックが実を結んだ。水面下で調査を続けていたスアレスが自由契約になったタイミングを待って交渉を開始。球団の素早い動きが功を奏して獲得に成功した。日本での実績もある新助っ人は、球団を通じて新天地の活躍を誓った。

 「また日本に戻って来ることができると決まり、大変喜んでいます。まだまだやれる自信もあります」

 力強い所信表明だった。主に中継ぎとしてソフトバンクの在籍4年間で78試合に登板。17年に右肘を手術した影響で今季もわずか9試合の登板に終わったが、球団は復活の可能性は十分に見込めると判断して、獲得にゴーサインを出した。右肘にメスを入れる前は最速161キロを計測。球速が戻ってきただけでなく、年齢も28歳と期待度は十分だ。

 「球児も(同じ手術を)やって初めはすごい硬い、元の腱よりすごいデカい腱を移植したから硬く感じるって言ってたけどね。球児もだいぶんなじんできていると思う。そういう部分でちょうど(本来の姿に戻る時期という部分でも)いい」

 矢野監督の言葉からも、完全復活への歩みが順調であることが伝わってくる。2軍監督時代に対戦経験がある本格派右腕。17年はワールドベースボールクラシック(WBC)のベネズエラ代表にも選出された。国際舞台の経験に加えて、日本では常勝軍団でプレー。救援だけでなく先発の経験があることも大きな魅力だ。

 「阪神タイガースやタイガースファンのみなさんに自分と契約したことが良かったと言ってもらえる ように頑張りたいです。応援よろしくお願いします」

 矢野阪神での意気込みも明かした。これで6人目の助っ人となり、外国人枠を争うサバイバルがより激化することは必至だ。指揮官も「本当にいい補強ができた」と手応えを強調。15年ぶりV奪回へのピースが着実にそろいつつある。(山本 浩之)

 ◆ロベルト・スアレス 1991年3月1日生まれ、ベネズエラ出身の28歳。15年にメキシカンリーグでプロデビューし、同年11月にソフトバンク入団。16年は中継ぎとしてチーム最多の26ホールド。ベネズエラ代表として出場した17年WBCで右肘を負傷し、同年は1軍登板なし。19年は先発に転向。1メートル88、95キロ。右投げ右打ち。

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