ソフトB嘉弥真、チェンジアップの精度UP狙う「左打者に使えるように」

[ 2019年12月20日 05:30 ]

トレーニングを終え笑顔で引き揚げる嘉弥真(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの左腕・嘉弥真が来季へ向けチェンジアップに磨きをかけることをテーマに掲げた。「西武の小川君は左打者にもチェンジアップを投げていて、いい球だなと思って見ていた。来年は僕も左打者に使えるように自主トレから練習したい」と意欲を見せた。

 「左キラー」として今季は54試合に登板し、防御率2・61。勝敗を左右する場面での起用となるだけに、引き出しを増やすことで、さらに左打者に嫌がられる投手を目指す。「シュートはここ1、2年はいい感じになっている。後は追い込んでからの勝負球の精度を上げていきたい」と話した。

 今季は日本シリーズまでフル回転し、11月には侍ジャパンの一員としてプレミア12で世界一にも貢献した。例年以上に長い一年となったが前日に優勝旅行先のハワイから帰国し、この日はヤフオクドームで自主トレをこなした。「(時差ボケで)早く目が覚めた。ハワイは楽しかったですよ。家族サービスもできた」と充実した表情を見せた。ハワイにもトレーニングウエアを持ち込み、時間を見つけて体を動かしていたという。

 左封じのためのチェンジアップ。投球の幅を広げ、9年目を迎える来季、さらなる進化を見せる。(川島 毅洋)

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2019年12月20日のニュース