楽天、パドレス自由契約の牧田獲得!万能サブマリンが3年ぶりに日本球界復帰

[ 2019年11月27日 05:30 ]

牧田和久
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 楽天はパドレスを自由契約となっていた牧田和久投手(35)と基本合意したと発表した。

 サブマリンが3年ぶりに日本球界に戻ってくる。楽天が牧田と基本合意。阪神、西武も獲得に動いていたが、水面下での交渉を実らせて争奪戦を制した。石井一久GMは「これまでの日米での経験から、投手陣の底上げを期待してオファーした。入団していただくことは非常に心強い」とコメントした。

 牧田は17年オフに西武からポスティングシステムを利用してパドレスへ移籍。今季はメジャーに昇格できなかったものの、マイナーでは今季2A、3Aで合計43試合に登板し、安定感のある投球を続けた。今季終了後は日本球界復帰について「視野には入れている」と話していた。西武時代は先発、中継ぎ、抑えと全てこなし、どんな役割でも担えるのが牧田の大きな魅力だ。

 楽天は救援陣の層を厚くするのが今オフのテーマの一つだった。勝ちパターンはもちろん、あらゆる場面で柔軟に対応できる牧田の能力を高く評価。シーズン中から調査を続けていた。2年前までパ・リーグでプレーしている牧田には、日本球界に復帰するブランクも心配ない。

 ロッテからFA宣言した鈴木に続き、牧田の加入。投打で大きな補強に成功した。「東北の地でお待ちしてます」と石井GM。13年から遠ざかっているリーグ優勝&日本一の奪還に向けて、着実に戦力を整えている。

 ◆牧田 和久(まきた・かずひさ)1984年(昭59)11月10日生まれ、静岡県出身の35歳。静清工から平成国際大―日本通運を経て、10年ドラフト2位で西武入団。1年目から55試合に登板し、22セーブを挙げ新人王。12年に先発に転向して13勝をマークし、16年から中継ぎを務めた。17年オフにポスティングシステムでパドレス移籍。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。1メートル78、82キロ。右投げ右打ち。

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2019年11月27日のニュース