阪神・近本「タイカッブ型」新相棒で福本、赤星と同じ道「自分の良さをどう生かすか」

[ 2019年11月21日 05:30 ]

阪神・近本
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 阪神の近本光司外野手(25)が20日、タイカッブ型の新バットを試す考えを明かした。高知県安芸市であった秋季キャンプ打ち上げから一夜明けたこの日、西宮市内の球団でさっそく新相棒をゲット。21日から始まる強化指定練習(鳴尾浜)でその感触を試す。長嶋茂雄(巨人)を超えるセ・リーグ新人最多159安打をマークした男がさらなる高みを目指し、鍛錬を積む。

 球団史を塗り替えた男に満足感はなかった。秋季キャンプ打ち上げから一夜明け。球団事務所から姿を現した近本の手には真新しいバットが握りしめられていた。従来の型よりグリップエンドをやや太くしたタイカッブ型の新相棒だ。さらなる高みを目指す男は狙いの一端を明かした。

 「バットをちょっと替えたいなと思っているので、グリップをちょっとだけ替えました。ちょっとだけタイカッブになります。どうせ短く持つので、メーカーの方とそういう話になりました」

 重量は従来の型とほぼ同じで約890グラム。シーズン中から、夏場はやや短いバットを試すなど試行錯誤を重ねてきた。21日から始まる強化指定練習で試す予定だという。「バットを1本替えたので、どんな感覚になるのか。その確認。バッティングをしながら来年どういう打者になるのが一番いいのかと思って」と説明した。

 阪急の福本豊氏、阪神では赤星憲広氏(本紙評論家)もタイカッブを使用し、歴史に名を刻んだ。バットをコンパクトに振り抜ける利点があり、野手の間を強く打ち抜く選手にうってつけだ。今季はセ・リーグのシーズン新人最多159安打をマーク。導入の明確な意図こそ明かさなかったが、安打量産を意識してのものだろう。200安打到達も決して夢ではない。

 今季は36盗塁を記録し、タイトルも獲得。秋季キャンプではスライディング技術向上を一番の成果に挙げた。「自分の中でロスがあったということを知り、そのうえでどうすればロスなく速く強くスライディングができるのかを壮さん(筒井コーチ)と考えていて、だいぶ形になってきたかなと思います」。元々の脚力に技術が加われば、他球団にはこれ以上ない脅威。新相棒で出塁率も高まれば、一層の期待が膨らむ。

 「自分の中で結果が出たとは思っていません。まだまだやれることはいっぱいあると思う。他の選手と比べると、まだまだだと思うので、そこをどう伸ばすか、自分の良さをどう生かすか」

 矢野監督の来季構想の一つに『2番・近本』がある。指揮官が掲げる理想の打者に一歩でも近づくために――。新相棒とともに鍛錬を重ねる。(吉仲 博幸)

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