阪神 谷本球団本部長、トレード加入の中田に「Gキラー」指令 若虎への波及効果も期待

[ 2019年10月30日 05:30 ]

入団会見後に、谷本球団本部長(左)と握手をして新天地での健闘を誓う中田(撮影・坂田 高浩) 
Photo By スポニチ

 阪神の谷本修球団本部長は、ソフトバンクからトレードで加入した中田に宿敵打倒の野望を託した。今季の巨人戦はレギュラーシーズンで10勝15敗と大きく負け越し、クライマックスシリーズファイナルステージでも完敗。「今年はジャイアンツやドラゴンズ(10勝14敗1分け)にも苦しんだので、強い相手に向かっていってほしい」と期待を寄せた。

 中日在籍時は虎キラーとして猛虎の前に立ちはだかり、13年オフの国内フリーエージェント宣言時には獲得に動いた阪神をフッた男も「また新たにどちらかのチームのキラーになれるように頑張っていきたい」と呼応した。阪神戦の通算成績12勝11敗に対し、巨人戦は10勝6敗と頼もしい限りで、中日にも3勝1敗。7勝11敗の対広島以外はセ・リーグ球団に勝ち越しているのは強みだ。

 「NPBで100勝を挙げた投手ですし、今年の投球を見ていてもまだまだ元気だということで、先発ローテーションの一角を占めてくれることを期待しています」

 技術と経験のみならず、人格者としても知られており、若手投手陣への波及効果も期待できる。「思いきりのいい、考えた投球で投手陣の参考になると思う。(来年5月で38歳になるが)改めて本人に確認したら、体もめちゃくちゃ元気だし、見た目も若い。期待したい」とフル回転を願った。(吉仲 博幸)

続きを表示

2019年10月30日のニュース