阪神・藤川 引退決断の巨人阿部は「怖かった。そういう状態でユニホームを脱ぐのは本当の一流」

[ 2019年9月24日 17:05 ]

<神・>阿部とあいさつを交わす藤川(撮影・後藤 正志)
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 阪神の藤川球児投手(39)が24日、今季限りでの引退を決断した巨人・阿部慎之助捕手(40)について言及した。この日の試合前練習で阿部がグラウンドに姿を見せると、挨拶へ向かった。

 セ界屈指の強打者と幾多の名勝負を繰り広げてきたが、意外にもユニホームを着た状態でグラウンドで会話をするのは初めてだったという。「本当の敵同士として戦ってきたので、グラウンド上で会話したのはユニホーム着ている間では初めて。それくらい巨人と阪神、阪神と巨人というのが僕の中にはある。この15年くらいの中では一番の選手だったし、チームリーダー。いい勝負をしていたつもりではあったんですけど」

 北京五輪やWBCではともに日本代表の一員として共闘してきたが、伝統の一戦ではともにチームの看板を背負い、しのぎを削ってきた間柄だ。「(対戦は)怖かったですね、もちろん。そういう状態の選手のままユニホームを脱ぐというのが本当の一流の選手」と称えていた。

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