阪神、5度目の逆転負け…“魔の8回”矢野監督悔やむ「継投が遅れたかなというのは反省」

[ 2019年6月15日 05:30 ]

交流戦   阪神4-6オリックス ( 2019年6月14日    京セラD )

8回、逆転を許してしまった藤川(左)をベンチ前で迎える西勇輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神は14日のオリックス戦で、今季5度目となる逆転負けを喫した。2点リードで8回を迎えながら、古巣相手の初先発で好投していた西勇輝投手(28)が急変。18試合19イニング連続無失点中だった2番手・藤川も、粘り切れず失点した。西は自身3連敗となり6敗目。矢野監督は「継投が遅れたかなというのは反省」と自らの判断ミスに頭を下げ、関西ダービーの初戦を落とした。

 魔のイニングだった。1点リードで迎えた8回2死満塁。2番手の藤川が西野へ投じた3球目だ。ワンバウンドしたフォークが暴投となって同点に追いつかれた。なおもカウント2―2からの6球目。今度は甘いフォークを痛打され、右越え決勝打を許した。

 「何十回、何百回と結果を出しても1回ダメだったら責任を負うポジションに変わりない。チームとしても自分としても強くなることが大事。勝負で向こうが勝った」

 百戦錬磨のベテランが、自らの結果から目を背けることはなかった。4―3の8回1死二、三塁から2番手として登板。ベンチは先発・西をあきらめ、苦しい状況を託した。ジョンソンが戦線離脱した後も重責を担い奮闘。登板前まで18試合、19イニング連続無失点、10試合連続ホールドポイントを記録していただけに、痛恨の失点となってしまった。

 「みんな一生懸命やってくれた。何とかしようというのは、今日も見せてくれた。あるとすれば、継投が遅れたかなというのは俺の反省の中ではある」

 矢野監督はナインの健闘をたたえた上で、自らの判断ミスを猛省した。4―2の8回無死一、三塁か、続く福田に適時打を浴びて1点差に迫られた直後に藤川への継投を検討。ただ、最終決断を下したのは犠打で二、三塁とピンチが広がり吉田正を迎えてからで、継投のタイミングが遅れたことを認めた。

 指揮官の判断を狂わせた背景には、西の好投があった。古巣相手に初登板となった敵地のマウンドで持ち味を発揮。初回こそロメロに2ランを被弾し、5月3日のDeNA戦から7戦連続で先制点を献上した。一転、2回から7回の6イニングでわずか1安打無失点と圧倒。7回終了時点での投球数も96球と、完投ペースだった。

 「力不足。ただ、それだけ。8回ですね…。今日に限っては自分の力のなさ。粘りきれなかった」

 8回に力尽きた若き右腕は、敗戦の責任を背負い込んだ。5月10日の中日戦を最後に白星から遠ざかり、自身3連敗の6敗目。交流戦も折り返しに突入した。新戦力の逆襲が上位浮上を狙う矢野阪神の追い風につながる。(山本 浩之)

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