国学院大がサヨナラ勝ち 「持ってる男」鎌仲の令和1号V弾

[ 2019年5月2日 05:30 ]

東都大学野球 第3週第1日   国学院大1―0亜大 ( 2019年5月1日    神宮 )

<国学院大・亜大>9回、サヨナラ本塁打を打った鎌仲(撮影・荻原 浩人)
Photo By スポニチ

 1回戦2試合が行われた。国学院大は亜大に先勝。4番・鎌仲純平外野手(4年)が9回にリーグの「令和1号」となるサヨナラ本塁打を放ち、新元号の白星一番乗りを果たした。東洋大は村上頌樹投手(3年)が2戦連続、今季3度目となる完封で駒大を下した。立正大―中大1回戦は中止。きょう2日第3試合に組み込まれた。

 「持ってる男」の一発で、国学院大が令和の白星一番乗りを決めた。0―0の9回、先頭の鎌仲が右翼席へソロ本塁打。リーグでも新元号1号となる劇弾に「全然予感はなかったが、打ってから(新元号初と)思った」と笑顔を見せた。

 4月24日の東洋大戦の2回以降、27イニング無得点と打線が沈黙していた。常にグラウンドへ一番乗りし準備を欠かさない4番。初回、3回と好機で三振が続いたが「速い球で抑えられていたのでコンパクトに打とう」と反省を生かして大仕事だ。

 北海3年夏に出場した甲子園では自身の誕生日と重なった開幕戦に登場し、大会1号アーチを放った。「何か“持ってる”のかも」と話した後で、「亜大は、ここからめちゃくちゃ強い」とすぐに次戦へと切り替えた。 (松井 いつき)

 〇…国学院大の右腕・吉村がリーグ戦初完封で今季3勝目を挙げた。2、9回以外は毎回走者を背負ったが「ここぞでしっかり抑えようと腕を振れた」と力のある直球で押し、5安打8奪三振の投球で、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。新元号の完封一番乗りを果たし「新しい時代に良い投球で、スタートを切れて良かった」と安どしていた。

 ▼亜大生田勤監督(今季2敗目)内間はよく投げた。吉村君は直球に力があった。明日につながってくれたらと思う。

続きを表示

この記事のフォト

2019年5月2日のニュース