阪神 ロサリオ争奪戦勝った!メジャー、韓国、日本複数球団から選ばれる

[ 2017年12月14日 05:30 ]

阪神と来季の契約を締結し、ユニホーム姿を披露するロサリオ(阪神球団提供)
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 阪神は13日、ウィリン・ロサリオ内野手(28=前韓国ハンファ)の獲得を発表した。単年300万ドル(約3億4000万円)に出来高払い、2年目のオプションも付いた大型契約とみられる。背番号は「20」に決定。メジャー球団、古巣ハンファ、国内複数球団との日米韓争奪戦を制し、来季の4番候補の補強に成功した。

 海の向こうから吉報が届いた。母国のドミニカ共和国で契約書にサイン。晴れて「阪神ロサリオ」が誕生した。来季の4番候補は球団を通じて喜びと決意を明かした。

 「タイガースの監督、コーチ、スタッフの皆さんとタイガースの一員になれたことを誇りに思います。韓国にいる日本人コーチやスタッフに日本のことをいろいろと聞いて興味を持っていましたので、来季から日本でプレーすることに、とてもワクワクしています」

 実はロサリオに対してはメジャー球団、古巣ハンファ、そして、日本国内の複数球団が獲得へ向けた条件を提示していた。熾烈(しれつ)な争奪戦を制し、待望の大砲獲得に成功。揚塩健治球団社長は「ホッとしたというのが正直なところ。MLB、KBOの所属球団との激しい争奪戦の中、契約をまとめてくれた編成スタッフに感謝したいと思います」と胸をなで下ろした。

 「30本塁打100打点」を期待される強打者でも打つだけの猪武者ではない。今季のKBO(韓国野球委員会)では10盗塁。一塁守備も無難にこなし、捕手もできる。韓国視察へ出向き、昨年から通算5試合以上もチェックした嶌村聡球団副本部長は「走攻守というかね。一塁も普通以上にこなすし、盗塁も10個している。ハッスルプレーヤーで、そういうシーンも見ています」と太鼓判を押した。

 「野球」への適応にも不安はない。大多数の新助っ人は2月中旬にキャンプインするメジャーと2月1日の日本との違いに戸惑う。その点、ロサリオは大丈夫だ。KBOも日本同様、2月1日に春季キャンプイン。しかも古巣ハンファは沖縄・東風平をキャンプ地としていた。ロサリオ自身が「KBOでの経験を糧に自信を持ってプレーしたい」と話したように違和感なく開幕を迎えることができそうだ。

 正式契約後にはドミニカ共和国で開催中のウインターリーグ出場を再開。トロス戦の8回から途中出場し、中前打で“虎初安打”を記録した。ロッキーズ時代の背番号で複数候補から選んだ「20」を付けた勇姿を日本で披露する時が待ち遠しい。(惟任 貴信)

 ◆ウィリン・ロサリオ 1989年2月23日生まれ、ドミニカ共和国出身の28歳。06年にロッキーズと契約し、11年メジャーデビュー。12年から3年間正捕手を務め、15年まで5年間で通算447試合、打率・273、71本塁打、241打点。16年からは韓国・ハンファに所属。主に一塁を守り、2年連続30本塁打以上をマークするなど通算246試合、打率・330、70本塁打、231打点。1メートル80、100キロ。右投げ右打ち。

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