中日移籍の大野奨 谷繁前監督背番27 正捕手への期待の表れ

[ 2017年12月14日 05:30 ]

笑顔でポーズをとる大野奨
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 日本ハムから海外FA権を行使して中日に移籍した大野奨太捕手(30)が13日、名古屋市内で入団会見し、「小さい頃からドラゴンズファン。強いドラゴンズのピースになれるように」と力を込めた。

 3年総額2億5千万円の複数年契約を結び、谷繁前監督が中日移籍3年目から付けていた背番号27に決定。正捕手としての期待の表れであり、「谷繁さんのようにドラゴンズのために戦いたい」と表情を引き締めた。

 昨季は日本ハムでリーグ優勝と日本一に貢献し、ゴールデングラブ賞を獲得。セールスポイントを「経験」と即答し、「いろんなことを見てきて緊迫した場面を経験してきた。まだ経験していない投手や野手に伝えたい」と意気込んだ。

 会見に同席した森監督は「他の捕手とポジションを争って」と言葉の上ではレギュラーを確約しなかった一方、「キャンプ、オープン戦までにうちの投手がどれくらい良くなるか期待します」と投手陣への波及効果に期待を膨らませた。

 岐阜県大垣市出身の“準地元”で「絶対的になりたい。チームのために優勝することを考えやっていく」と力強い。今季の先発マスクは松井雅の68試合が最多で強竜再建には正妻が不可欠。5年連続Bクラスからの復活へ新しい「顔」が加わった。(徳原 麗奈)

 ◆大野 奨太(おおの・しょうた)1987年(昭62)1月13日生まれ、岐阜県出身の30歳。岐阜総合学園、東洋大を経て08年ドラフト1位で日本ハム入団。15年に大谷とのコンビで最優秀バッテリー賞。16年にはゴールデン・グラブ賞受賞。14年から今季まで4年間選手会長を務めた。通算成績は794試合で打率・216、29本塁打、155打点。17年WBC日本代表。1メートル77、78キロ。右投げ右打ち。

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2017年12月14日のニュース