東大・宮台 8失点も意地の完投「負けたので何も残らない」

[ 2017年9月11日 05:30 ]

東京六大学野球第1週第2日   東大1―8立大 ( 2017年9月10日    神宮 )

<立大・東大>8失点完投した東大・宮台
Photo By スポニチ

 2回戦2試合が行われた。東大は立大に1―8で敗れて連敗で勝ち点を落としたが、連投した今秋ドラフト候補左腕の宮台康平投手(4年)がリーグ戦で1年ぶりとなる完投を果たした。早大は明大を13―8で下し、1勝1敗のタイとした。

完全復活への一歩を踏み出した。前日は救援で2回を投げ、連投となった先発マウンド。宮台は2回までに6点を失ったが、打席が回ってきた3回に続投を志願。自己最多の148球を投げ、昨春の法大1回戦以来となる完投を果たした。

 「立ち上がりが全て。完投できてよかったが、負けたので何も残らない」。8回で8点を失ったエースは悔しがったが、最速145キロの直球を軸に8奪三振。指揮官は「この完投は次の慶大戦につながる」と語った。

 ネット裏では7球団のスカウトが視察し、DeNAの河原隆一・東日本統括グループリーダーは「これだけ長いイニングを投げたし、次の登板が楽しみ」と期待。宮台は「0点を何回(続けて)できるかが大事」と次回登板を見据えた。 (原田 真奈子)

続きを表示

2017年9月11日のニュース