広島・丸 セ初交流戦&リーグW首位打者なるか 課題は右投手

[ 2017年6月20日 08:20 ]

広島の丸
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 広島の丸佳浩外野手(28)がチームでは初となる交流戦の首位打者となった。広島は12球団で最も首位打者から遠ざかっているが、丸はセ・リーグ初のダブル首位打者となれるか。(記録課・八田 朝尊)

 丸の交流戦成績は73打数30安打、打率・411。セ・リーグの選手が首位打者になったのは14年の山田(ヤ)以来3年ぶりだ。

 18試合のうち無安打だったのは1試合だけ。半分の9試合でマルチ安打を記録し、通算打率も交流戦前の・304から・333に上昇。リーグでの順位も9位から宮崎(D)に次ぐ2位まで浮上した。16日のソフトバンク戦で3打席連続本塁打するなど猛打賞はすでに今季11回。2桁マークしているのは12球団でも丸だけで固め打ちは大きな武器になる。

 今後の鍵となるのが、右投手との対戦だ。交流戦では打率・439と打ちまくったが、セ・リーグ投手からは・275とやや低い数字。特にメッセンジャー(神)と菅野(巨)には、ともに7打数0安打と抑え込まれている。

 赤ヘル軍団の首位打者は過去6人でセ・リーグ最少。タイトルからは12球団で最も遠ざかっており、“赤ゴジラ”と呼ばれた04年の嶋までさかのぼらなければならない。交流戦とリーグで首位打者を獲得すれば13年の長谷川(ソ)以来4度目、セ・リーグでは初めてとなる。交流戦でパの投手をビビらせた丸のバットには23日からのリーグ戦再開後も赤丸チェックが必要だ。

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2017年6月20日のニュース