阪神・糸井 23日から広島3連戦で3番復帰へ 金本監督「行ってもらう」

[ 2017年6月20日 05:30 ]

阪神の糸井
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 首位を引きずり下ろすのはこの男しかいない。3ゲーム差で追う広島との直接対決で再開するリーグ戦。阪神・金本知憲監督(49)は、8試合連続でスタメンから外した糸井を満を持して復帰させることを明言した。

 「行けるやろう、うん。行ってもらうしかないし。(フル出場は)それはわからない。足の状態にもよるけどね」

 9日のソフトバンク戦で発症した左太腿裏の軽い筋挫傷は、ほぼ完治している。練習でアルプス席の階段を猛ダッシュで駆け上がるなど、回復ぶりをアピールしているのも分かっていた。ただ、長いシーズンを考えれば、長期離脱だけは絶対に避けなければならない。“試合に出たい”という糸井の気持ちを十分に理解しながら、そして、“早く使いたい”という指揮官自身の気持ちも抑えこんで、ここまで我慢してきた。

 「まあ、本人が1番不甲斐ないというか。(そういう)気持ちは十分あるんで、彼は」

 9回に代打で右前打を放った18日の楽天戦で交流戦は終了。19、20日は休養日、21、22日が練習日となっており、コンディションを整えるには十分な期間がある。片岡打撃コーチは「基本的に3番やね。鳥谷、福留、糸井の3人がずっと引っ張ってきて、その(糸井不在の)間はみんながカバーして何とか交流戦を終えることができた」と、中軸で起用することを示唆した。

 23日からの広島戦に3連勝すれば、勝率の差で首位浮上。敵地で迎えるいきなりの大勝負で、最高の起爆剤となる。 (山添 晴治)

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