オリ・ロメロ 逆転11号2ラン!3年ぶり交流戦勝ち越し

[ 2017年6月20日 05:30 ]

日本生命セ・パ交流戦   オリックス7―4DeNA ( 2017年6月19日    横浜 )

<D・オ>8回1死一塁、ロメロは逆転2ランを放つ
Photo By スポニチ

 オリックスは19日、ロメロの11号逆転2ランなどでDeNAを7―4で下して、3年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。この日で交流戦は全日程を終了。打率・411で広島・丸が首位打者に輝いた。リーグ戦はセ、パとも23日から再開する。

 手負いのオリックスが息を吹き返す一振りだった。1点劣勢の8回にロメロが逆転の決勝11号2ラン。カウント1―1からの3球目、三上の内角直球を左翼席へ放り込んだ一撃は連敗を6で止め、3年ぶりの交流戦勝ち越しを決める千金弾だ。

 「内角が続いていたから準備していたよ。(7回の)小谷野さんの3ランが大きかった」。今季5度目の勝利打点で、直近5戦4発と頼れる主砲に、福良監督も「本当に頼りになります。打ってほしいところで打ってくれる」と賛辞を贈った。

 逆襲の起点は拙守直後に西村ヘッドが飛ばした猛ゲキだった。「エースが投げているんだから、しっかり守れ!点も取っていないし情けないだろう!」。6回2死一、二塁で戸柱の飛球を左翼・T―岡田と中堅・駿太が譲り合い、2点二塁打を献上し金子が降板。火が付いた。直後の攻撃で代打・小谷野が左翼ポール直撃の3号3ラン。ロメロの殊勲弾を呼び込んだ。

 6月7日阪神戦に次ぐ今季2度目の最大4点差をひっくり返し、交流戦は10勝8敗で終了。23日から再開するリーグ戦へ光をともした。ロメロは「昨日(18日)の父の日は妻が手料理を用意してくれようとしてたんだけどね。帰ったら家族で焼き肉を食べたいよ。これからも良い形で勝ち続けたい」。頼れる助っ人が再進撃のキーマンだ。  (湯澤 涼)

 ▼オリックス・平野(今季初めて8回途中から登板し14セーブ目)ビハインドでも同点でも行かないといけないと思っていた。交流戦を勝ち越せたのは大きい。

続きを表示

この記事のフォト

2017年6月20日のニュース