中国チェン 現役復帰初実戦は2回2失点 日本戦先発有力

[ 2017年3月5日 09:20 ]

WBC強化試合   中国2―5オリックス ( 2017年3月4日    京セラドーム )

<オリックス・中国>2回を3安打2失点の中国・チェン
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 10日の日本戦先発が有力視されるメジャー通算82勝左腕のチェンが、15年の現役引退後、初めての実戦マウンドに上がった。

 オリックスとの強化試合に先発し、2回3安打2失点。中島、T―岡田から変化球で空振り三振を奪うなど緩急を生かし「内角を突けたし思い通りに制球できた。投げるたびによくなっている」と手応えを口にした。

 ロイヤルズ時代には開幕投手を務めるなど、4度の2桁勝利をマーク。第1回と第2回大会はパナマ代表でWBCに出場したが、今回は祖父母の祖国である中国代表入りし、昨年12月から本格投球を再開した。最速は135キロで「当時は球がもう少し速かった。確実に2歳は年を取ったからね」と冗談めかしたが、経験値の高さは不気味な存在。視察した侍ジャパンの樽見金典スコアラーは「腕が遅れてくる感じで簡単ではない」と警戒を口にした。

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2017年3月5日のニュース