オリ吉田正 実戦6戦3発!ロメロだめなら4番筆頭候補

[ 2017年2月19日 08:33 ]

練習試合   オリックス5―5広島 ( 2017年2月18日    清武 )

<オ・広>3回2死二塁、左中間2ランを放ち、モレル(右)に迎えられ笑顔の吉田正
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 オリックス・吉田正が広島との練習試合に「3番・右翼」で出場し、今春の対外試合初戦からアーチを描いた。紅白戦を含めれば6試合で早くも3発目。新4番候補の勢いが止まらない。

 「風でしょうね。フェン直くらいかなと思いましたけど伸びましたね」

 控えめに振り返っても進化を証明する一撃だ。3回2死二塁の第2打席。1ボールからの2球目、左腕塹江の141キロを豪快なスイングで完璧に捉え、バックスクリーン左へ打ち込んだ。今春の過去2発はいずれも右方向。昨秋の宮崎フェニックスリーグから取り組んできた「中堅から逆方向」への一発を実践した。

 中心選手だった糸井が阪神へFA移籍。穴を埋める主軸としての期待が大きい。4番候補の1番手と目された新助っ人ロメロは2打数無安打。状態が上向いてこなければ、2年目大砲が打線の中心に座る可能性があり、福良監督も「しっかり捉える技術があるから。素晴らしい。3、4、5番には入ってくる」と改めて中軸起用を明言した。

 求める理想は高い。悔しそうに振り返ったのは一邪飛に倒れた第3打席。初球を見逃し、2ボールを挟んだ4球目の変化球を打ち損じた。「映像で見ましたが、打てないボールじゃなかった。初球から打ちに行かなければいけない。凡打の中でも“なんとなく”ではなく“なぜ、そうなったのか”を考えている」。大飛躍の予感は高まるばかりだ。 (湯澤 涼)

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2017年2月19日のニュース