米アリゾナ→沖縄直行14時間半 日本ハムキャンプ地移動に見た快適な空の旅

[ 2017年2月19日 16:18 ]

日本ハム・栗山監督が那覇空港に到着しファンの歓迎を受ける
Photo By スポニチ

 快適な空の旅、とはまさにこのことだった。2月12日午前8時。日本ハムナインが出発便と同様に全日空のチャーター便を利用して2次キャンプ地の沖縄に到着した。昨年同様、帰国便の飛行時間は同社航路で最長の14時間30分。超がつくほどの長旅をものともせず、ナインはそのまま名護へ移動し、精力的に体を動かした。

 キャスター時代にメジャー取材を何度も経験した栗山監督も「やっぱり直行便は体が楽だよね。ありがたい」と感謝の言葉を口にするように、そのサービスは徹底されている。チャーター機は全日空が所有する最大規模の「ボーイング777―300ER」。特に帰国はスムーズだった。アリゾナの宿舎からナインを乗せたバスはフェニックス・スカイハーバー空港の滑走路まで入ってチャーター機に横付けし、出国手続きなどの時間を大幅に短縮。合計4〜5トンあるそれぞれの野球道具も、所有者の立ち会いが不要な「代理通関」を利用し、宿舎から機内へスムーズに運ばれた。

 ビジネスクラスの食事は昨年の反省を生かした。帰国便の出発は米国時間の深夜1時ということもあり、全日空の五十嵐宏敏アシスタントマネージャーは「昨年は離陸直後に食事を提供したが、大半の選手が寝てしまっていました。今年は到着2、3時間前に食事を出すようにしました」。離陸直後は軽食にとどめ、睡眠と食事を両立することに成功した。

 球団初の日本一連覇へ。昨年同様、チームは最高のおもてなしを受け、スタートを切った。(記者コラム・柳原 直之)

続きを表示

2017年2月19日のニュース