マーリンズ オーナーが球団の売却を検討 地元紙が報じる

[ 2016年12月17日 10:30 ]

マーリンズのジェフリー・ローリア・オーナー(AP)
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 米国のマイアミ・ヘラルド紙(電子版)は16日、マーリンズのジェフリー・ローリア・オーナー(76)が球団の売却を考えていると報じた。

 同紙によると、今すぐにでも売却という話ではないとのこと。ただ、ここ数カ月の間に複数の人物がマーリンズ買収に手を挙げており、ローリア・オーナー自身も周囲に本拠地マーリンズ・パークの使用料を含めて17億ドル(約2004億円)で購入可能だと明かしているという。

 サムソン球団社長はこの売却話を一蹴。経済誌「フォーブス」の取材に対して「球団売却の噂が出ているようだが、取り合うつもりはない。メジャーリーグの球団を所有したいと考える人は国中にいくらでもいるわけで、そういった噂はよくある話だ」とコメントした。だが、一方で元球団職員はローリア・オーナーが来年のオールスター戦(マーリンズ・パークで開催)終了後にも球団売却を検討していたと語っている。

 ローリア・オーナーは2002年にマーリンズを買収。以前はエクスポズ(現ナショナルズ)の筆頭オーナーだった。マーリンズ買収後の初年度03年シーズンでチームはいきなりワールドシリーズを制覇したが、オフに高額年俸の選手を放出する「ファイアー・セール」を敢行。その後もこの「ファイアーセール」は繰り返され、マーリンズは頂点に立った03年以来、13年連続でプレーオフ出場を逃している。

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2016年12月17日のニュース