マーリンズと合意の田沢 NPB最高俸抜いた5億9000万円

[ 2016年12月17日 05:30 ]

マーリンズと合意した田沢
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 レッドソックスからFAとなった田沢純一投手(30)が15日(日本時間16日)、マーリンズと総額1200万ドル(約14億1600万円)の2年契約で合意した。来季年俸は500万ドル(約5億9000万円)。09年にアマ球界から直接、メジャーに飛び込み、8シーズンを経て年俸は10倍以上に。アメリカンドリームを体現した田沢が、来季は「レジェンド」イチロー外野手(43)とのタッグで、さらなる飛躍を遂げる。

 田沢は身体検査をパスし、後は正式発表を待つばかり。米国でプロとしての産声を上げた右腕が、日米でレジェンドの地位を築いたイチローのチームメートになる。初めてのFA交渉。「エージェントが全部やってくれること。僕は僕ができる準備をしっかりやっていきたい」と話していたが、マーリンズとの契約内容は2年総額1200万ドル。来季は500万ドル、18年は700万ドル(約8億2600万円)に跳ね上がり、中継ぎではエース級といえる好待遇だ。

 社会人野球の新日本石油ENEOS(現JX−ENEOS)から09年にレッドソックスに入団し同年デビュー。10年に右肘じん帯再建手術を受けて翌年復帰し、13年にはポストシーズンを含め84試合に登板して守護神・上原とともにワールドシリーズ制覇に貢献した。13年から3年連続で60試合以上に登板し酷使された影響からか、今季は7月に右肩違和感で故障者リスト入り。防御率4・17はメジャーに定着した12年以降ではワーストだったが、9月は5試合連続無失点と復調した。

 マ軍でも7、8回を任される見込み。奪三振率の高さ(通算8・88)には定評があり、本拠が狭いフェンウェイ・パークから広く、投手有利とされるマーリンズ・パークに替わるのも好材料だ。

 米通算8年目で302試合に登板。入団1年目の年俸は当時のメジャー最低保障(40万ドル)に近い45万ドル(約4000万円)だったが、着実にキャリアを積んできた。来季年俸500万ドルはルーキーイヤーから10倍以上となり、現時点でのNPB最高年俸であるオリックス・金子(5億円)をも上回った。

 年内の移籍先決定は、来年3月のWBC参加にも追い風と言えそうだ。1次登録メンバーに入っており、今月9日には「リストに挙がっていることは光栄。野球人生においてプラスになると思います。(正式に)選ばれてから考えたい」と話した。今後は球団との調整が必要だが、米国で成長した右腕は侍ジャパンの大きな戦力になり得る。

 ≪中継ぎ最高峰待遇≫田沢の来季から2年間の平均年俸は600万ドル(約7億800万円)。これは中継ぎ専門でキャリアを積んだ投手としてはトップクラスだ。今季に当てはめれば、過去に年間2桁セーブの経験がなく、年俸600万ドル以上を得ているのはニシェク(フィリーズ)、ローガン(ロッキーズからFA)、シップ(アストロズ)の3人だけ。3人とも通算で400試合以上登板しているスペシャリストで、田沢の評価の高さがうかがえる。

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