投手陣また乱調 WBC使用球への適応力も課題に

[ 2016年11月13日 07:00 ]

侍ジャパン強化試合 ( 2016年11月12日    東京D )

<日本・オランダ>2回に三失点した先発の石川

 投手陣の不安は、またも払しょくできなかった。大リーガーが1人しかいないオランダ打線を相手に13安打8失点。権藤投手コーチは「(不安定な投手に)この3試合はこれをやったらいけませんよ、というのでやられている」と指摘した。

 先発・石川(ロッテ)は4回3失点と粘れなかった。毎回の6三振を奪った一方で、2回に3失点。「先頭の死球が余計だった」と、シンカーが抜けて4番サムスに死球を与えると、後続に3安打を許した。WBC使用球への適応力が大きな課題として浮き彫りになった。

 7―5の9回には、大瀬良(広島)が4長短打で3失点とリードをふいにした。小久保監督は上原(レッドソックスからFA)を守護神として招集する構想もあることから、今回は抑え投手を山崎康(DeNA)しか選出しなかった。「結果を踏まえて最終的な選考に入る」。残り1試合。3月に向けた好アピールを求めていた。

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2016年11月13日のニュース