ＤｅＮＡドラ２水野が好救援　東海大北海道８強貢献

明治神宮野球大会第２日 （ 2016年11月12日    神宮 ）

＜日本文理大・東海大北海道＞東海大北海道２番手・水野

　ＤｅＮＡからドラフト２位指名された東海大北海道のサイド右腕・水野が好救援で８強進出に貢献した。当初は先発予定だったが、雨による日程変更で過密日程となったため救援待機。２―０の５回無死満塁から２番手でマウンドに上がると「点を取られても仕方ない」と開き直り、内野ゴロの間の１点で切り抜けた。救援は今秋の札幌学生リーグ以来約２カ月ぶりだったが、動じずに５イニングを５安打１失点。鋭く曲がるスライダーを決め球に８三振を奪い「球は走っていなかったが、スライダーが良かった」とうなずいた。

　打撃でも６回１死三塁から投前に絶妙なセーフティースクイズ。リーグ戦はＤＨ制のため大学での初安打初打点となった。観戦したＤｅＮＡの河原隆一スカウトは「大きく曲がるスライダーは武器になる。セ・リーグは投手も打席に立つので（打撃でも）いいところを見られた」と投打両面で評価した。

　準々決勝の相手は、中日ドラフト２位指名の京田を擁する日大。「（ドラフト指名された）プライドを持ってマウンドに上がっている」という右腕が東都王者に挑む。（原田　真奈子）