西武 90年代必勝パターン再現だ!田辺監督「3本の矢だよ」

[ 2015年12月14日 05:30 ]

顧問を務める山梨ふじやまボーイズの野球教室で指導する西武・田辺監督

 西武・田辺監督が来季の救援陣について、高橋朋と増田、さらに新外国人として獲得したC・C・リーによる「新サンフレッチェ」構想を披露した。

 地元・山梨県富士吉田市で、自身が顧問を務める山梨ふじやまボーイズの中学生を指導した指揮官は「サンフレッチェ、3本の矢だよ。抑えだけは決めて、その前の2人をどう組み替えて使うか考える」と語った。

 「3本の矢」を意味するサンフレッチェ。「本家」は1990年代の黄金期に森監督が築いた鹿取、潮崎、杉山による継投策だ。抑えができる3投手を相手打線との相性などで組み替え、7回から1イニングずつ送り出した。当時現役だった田辺監督は「誰が後ろ(抑え)にいっても、甲乙つけがたい必勝パターンだった」と振り返る。本家とは違って守護神だけは固定させるが、新たな勝利の方程式を頭に描いている。

 杉山は左腕で、鹿取、潮崎が右腕。左の高橋朋に、右の増田、C・C・リーは当時と重なる。8年ぶりのリーグ制覇を目指す田辺監督は「キャンプ、オープン戦を見て守護神は決める。3人で7、8、9回をバチッと締めて勝ちきる」と意気込んだ。 (神田 佑)

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2015年12月14日のニュース