巨人・杉内 歩いた!難手術経過は順調「後半戦に間に合えば」

[ 2015年12月14日 06:55 ]

ファンと握手しながら軽快に歩く杉内(左)

 10月に右股関節の形成手術を行い、リハビリ中の巨人・杉内が長崎県諫早市のスポーツ用品店でファン約50人との交流イベントに出席。

 術後初めて公の場で軽快に歩く姿を見せ「光が見えている感じはある。(来年の)後半戦(開幕)に間に合えばいい。そこを目指しています」と語った。

 担当医から聞いた杉内の話によると、国内のプロ野球選手では「前例がない」という難手術。当初、今年中の歩行は厳しい状況だったが、予定より1カ月も早い11月末から歩き始めた。現在、歩行は1日30分以内の制限付きで上半身の筋力トレーニングが中心。復帰のメドは立っていないが、担当医も驚く回復ぶりで、来年1月中のランニング再開を目指している。

 原前監督と高橋新監督には電話で報告。新指揮官から「焦るな」と励まされ「引退なんか考える年じゃない。もう一度マウンドに上がって勝ちたい」と誓った。福岡出身で、長崎は社会人の三菱重工長崎時代に3年間過ごした思い出の地。10日にプロ野球史上最大となる4億5000万円減の年俸5000万円で来季の契約を結んだ35歳左腕は「球団も期待を持って契約してくれた。最後に(優勝の)輪の中に入りたい」と復活への強い覚悟を口にした。(青木 貴紀)

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