中日・若松 8月4戦4勝!絶好調山田を見逃し三振斬り

[ 2015年8月24日 05:30 ]

<ヤ・中>“7勝”のポーズを取る若松

セ・リーグ 中日4-0ヤクルト

(8月23日 神宮)
 怖い怖いツバメ打線を20歳の右腕、中日・若松が見事に料理した。決して勝負を急がず低めにボールを集め、137球の熱投。7回4安打無失点で7勝目を飾り、8月は負けなしの4連勝となった。

 「前回、神宮でやられていたのでやり返すという気持ちだった。きのうは全部高めを打たれていたので、低めの遠いところに投げようと思った」

 前夜の試合は投手陣が大炎上し、いずれも今季ワーストの5被弾、13失点。先発に備えてホテルに戻っていた若松は「テレビでやってなかったんで、ニュースで見た」というが、相手打線の好調ぶりは目に焼き付いた。それだけに、持ち味の緩急を使い、いつも以上に低く丁寧に投げ続けた。

 最大の見せ場は5回2死一、二塁で山田を迎えた場面だ。前夜に3本塁打を放っていた天敵を、こん身の外角真っすぐで見逃し三振に仕留めた。 「投手コーチと困ったら外の真っすぐという練習をしてきたんで、それが生きたかな」

 8月は4戦4勝、防御率0・62。月間MVP最有力候補に躍り出た。今月はもう1回登板予定でセでは11年9月の先輩・吉見以来の月間5勝も視野に入った。 (山添 晴治)

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2015年8月24日のニュース