巨人 連敗で首位と2.5差 広島の3倍以上11安打で1点

[ 2015年8月24日 05:30 ]

<広・巨>6回2死満塁、打者・小林の時に三走・亀井がけん制死。ベンチで厳しい表情の原監督(左から3人目)

セ・リーグ 巨人1-2広島

(8月23日 マツダ)
 広島の3倍以上の11安打を放ちながら、1点しか奪えなかった。拙攻だらけで12残塁の敗戦。試合後、先発・田口の出来を問われた巨人・原監督が打線について話題を戻したほどだった。

 「彼(田口)を責められない。このところカープにこういった点差でやられている。原因は攻撃陣にあると思います」

 象徴的なミスは同点の6回。2死満塁で黒田が初球を投げる直前、遊撃手が二塁ベースへ入る動きを見た三塁走者・亀井は大きく本塁へ踏み出した。「(遊撃手の動きが)見えたので(本塁を)狙ってみたけど外されて逆を突かれた」。黒田が三塁に投げてアウトになり、その裏に決勝点を許した。

 8回にはバントミスもした亀井は「きょうは僕のミス。僕が全部悪い。大事な時期に申し訳ない」と責任を受け止めた。チームは2、7回も合わせてバント失敗だけで3度あった。地に足をつけた戦いができないチームについて、川相ヘッドコーチは「1点を取りにいく中で起きた。焦っている部分もあると思う」とした。

 今月5敗を喫した広島戦では、3試合を1点差で落とした。今季通算も9勝14敗と大きく負け越している。首位・阪神との差は2・5ゲームと広がった。25日からは今季2勝4敗と負け越している神宮で3位・ヤクルト戦だ。1試合、ワンプレーをより大事にしなければ、リーグ4連覇は遠くなっていく。 (川手 達矢)

 ▼巨人・田口(6回2失点の力投も打線の援護がなく5敗目)初回の先頭打者本塁打は詰めの甘さが出た。あってはいけない。チームを勢いづけられる投球をしたい。

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2015年8月24日のニュース