【藤浪&矢野氏対談】(7)ダルさんや田中さんのように圧倒的な力を

[ 2015年1月1日 14:17 ]

矢野氏(右)からおとそを注いでもらう藤浪

 ―矢野さんから来季の藤浪投手へのノルマと、藤浪投手からの来季目標を

 矢野 まず今年はノルマと言うと厳しいかもしれないけど、投球回数かな。200イニング投げたら、もういろんなことが付いてくる。1年間フルに戦うということだし、それを達成したらすごい。200イニング投げるということは防御率も勝ち数も体の状態もいいはずだから。その先にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝で投げる藤浪を見たい。スケールの大きい投手になってほしい。昨年の投球で言えば、ナゴヤドームで見せた三振をバンバン取る投球。あれが俺の中の藤浪の投球。そこに加えて、うまく抑えるすべを覚えてほしいね。それが理想。

 藤浪 三振を取ると、球数も自然と増えますから。それだけ三振を多く取るためには圧倒的な力を付けないといけない。そういう意味では、やっぱりダルビッシュさん(レンジャーズ)、田中さん(ヤンキース)とか、ああいうところを目指したい。うまく抑える、というのも下位打線にちょっと打ってもらおうか、というのはいいと思います。でも4番とか、クリーンアップ、上位打線とは真っ向勝負したい。

 矢野 それをファンも求めている。俺も解説の時は「オーッ」と思う。魅せないといけないし、勝たないといけない。大変と思う。でもそれができる投手が藤浪と思う。

 藤浪 頑張ります。

 矢野 ケガだけは、しないように。

 藤浪 ありがとうございます。

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2015年1月1日のニュース