13年米国戦で涙…西武ドラ1光成 森さんとバッテリーでリベンジ

[ 2015年1月1日 05:30 ]

色紙に座右の銘「ピンチはチャンス」と書いた西武のドラフト1位右腕・高橋光成

 森との「西武バッテリー」で、東京五輪でリベンジする。西武のドラフト1位・高橋光成(登録名)には秘めた思いがある。

 「アメリカ戦で打ち込まれた。自分が足を引っ張ってしまったんです」。13年9月7日、18Uワールドカップの2次ラウンド・米国戦。1学年上の大阪桐蔭・森と初めてバッテリーを組んだ。4番手で登板したが、4安打を集中されて1イニングを4失点。チームも4―10で大会初黒星を喫した。「森さんにリードしていただいたのに、そこに投げることができなかった」と悔やむ。

 翌日の決勝で登板機会はなく、再び米国に敗れて準優勝に終わった。大会後、同じく1学年上の桐光学園・松井裕からは「バッピ(バッティングピッチャー)」とからかわれた。森と組んだのはこの1度だけだった。くしくも、今年から同僚としてプロの世界で戦うことになった。

 日本代表のユニホームには特別な思い入れもある。2年時の13年夏に甲子園で優勝投手となったが、昨年は春夏ともに甲子園出場を逃した。それでも同年9月、エースとして2年連続で高校日本代表に選出。U―18アジア野球選手権に出場し「JAPANでアピールできたから、ドラ1で指名されたんだと思う」と振り返る。さらに「プロ野球で活躍して(東京五輪で)日の丸を背負って戦えるようになりたい。また森さんと組みたい」と目を輝かせる。23歳で迎える東京五輪へ、夢は広がる。

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2015年1月1日のニュース