阪神・玉置 結婚へ…育成時代支えた“女神”に誓う11年目の1勝

[ 2014年11月20日 05:45 ]

玉置とお相手女性の結婚祝福イラスト

 阪神の玉置隆投手(28)が、大阪府出身の一般女性と結婚することが20日、わかった。お相手は美女空手家・武田梨奈さん似の28歳。12月14日に大阪市内で挙式、披露宴を開き、年内に婚姻届を提出する予定だ。

 「(付き合い始めた)当時、僕は彼女に支配下(選手)になる。彼女は仕事で賞を取る、と誓い合いました。一緒に頑張ろうと約束し、お互いの約束を果たすこともできた。(彼女なら自分を)支えてくれると思った」

 2011年9月に知人の紹介で出会った。第一印象で「かわいいと思った」と即座にアタックを開始。2カ月後には交際がスタートした。当時は右肘のケガの影響もあって投げることもかなわず、同年12月には育成選手として再契約。先行きの見えない苦悩の日々を過ごす玉置にとっては、まさに女神だった。

 愛をはぐくみ続け、今年1月に家族旅行で出かけた「夢の国」ディズニーランドでプロポーズした。「結婚しようと言って指輪を渡しました」。告白場所はシンデレラ城の前。一世一代の“直球勝負”に彼女も「はい」と即OKした。実は同行した母や兄ら家族からもサプライズな演出が用意されており、直後に駆け寄ってきたディズニーランドのスタッフから花束を渡され祝福された。そんな光景に、涙を流す関係者の姿もあったという。

 2人にとって、家族にとっても一生の思い出となった。ただ、玉置は、それ以上の記念日を作る決意を示した。

 「毎年、毎年同じようなことを言ってますが…。本当に来年こそ、先発でも、中継ぎでもいい。もう、1人の人生じゃない。笑いの絶えない家庭にしたい。そのためにも頑張る。特別な勝利をつかみたい」

 プロ10年目の今季はわずか5試合の登板に終わるなど、ここまで1軍では未勝利。11年目を迎える来季にプロ初勝利を挙げれば球団史上最も遅いプロ1勝となる。生涯の伴侶を得た右腕が、最も価値ある勝利をつかみに行く。

 ◆玉置 隆(たまき・ゆたか)1986年(昭61)9月11日生まれ、和歌山県出身の28歳。市和歌山商(現市和歌山)では1年秋から背番号1。3年夏に1学年下の川端(ヤ)らとともに甲子園に出場し2回戦進出。04年ドラフト9巡目で阪神入り。故障のため09年オフに育成契約となったが、12年7月に支配下登録を果たす。1軍通算18試合0勝0敗、防御率1・80。1メートル81、76キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2014年11月20日のニュース