桑原“デビュー戦”快投2回零封3K!オリから移籍の新戦力

[ 2014年11月20日 05:30 ]

紅白戦で2イニングを抑えた白組・桑原

阪神紅白戦

 見事な“デビュー戦”だった。白仁田との交換トレードでオリックスから阪神に移籍してきた桑原が、白組の4番手として6回から登板し、2回無安打無失点、3奪三振の好投を披露した。

 「久しぶりの実戦で結果が出て良かったです。(配球は)キャッチャーのサイン。自分の力は出せたと思う」

 速球に加えて変化球のキレ味も抜群だった。まずは先頭打者の一二三を変化球で翻弄(ほんろう)。フルカウントから内角へのスライダーで見逃し三振に抑えた。続く荒木、小豆畑をわずか2球で料理。圧巻は続く7回1死からの投球だ。内角への鋭いシュートで北條のバットをへし折って三ゴロに仕留めた。

 特に威力あるシュートが際だった。中西投手コーチは「シュートが良かった。あのボールを使えれば投球の幅も広がる」と高評価を与えた。来季の1軍スタートへ向けてアピールに成功。和田監督も新戦力に大きな期待を寄せた。「(今後に)期待が持てるマウンドだった」。周囲の期待は確実に膨らんでいる。新戦力右腕が、南国の地で好発スタートを切った。

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2014年11月20日のニュース