谷繁監督突き放した…中日・大野 3被弾で“懲罰完投”

[ 2014年8月9日 05:30 ]

<巨・中>5回1死一、二塁、坂本(右奥)に3ランを打たれた大野

セ・リーグ 中日3-6巨人

(8月8日 東京D)
 中日・大野にとっては、屈辱の“完投懲罰”だった。6回、高橋由にトドメの右越えソロを被弾。自身ワーストの1試合3本塁打を浴びたのに、中日ベンチはまるで動く気配がなかった。

 「ボールが高かった。大事なところで、ボールが…。勝って最後まで投げられたらいいですけど」。左腕は肩を落とした。

 2回、村田に先制ソロを浴び、5回には坂本に3ラン。6回までに毎回の10安打を許した。東京ドームに乗り込んで首位・巨人を追撃するはずが、借金生活に逆戻り。ふがいない背信投球が首脳陣の怒りを買うのも当然だった。

 5点差を追う7回の攻撃でも、代打は送られず大野が打席へ。谷繁兼任監督が「(大野は)自分で乗り越えるしかない」と突き放せば、友利投手コーチも「ブルペンも疲れている。今までリリーフがさんざん、尻ぬぐいしてきた」と吐き捨てた。

 ▼中日・平田(9回に3年ぶりの代打本塁打となる6号2ラン)最後まで諦めない姿勢を出せてよかった。

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2014年8月9日のニュース